あなたじゃなきゃダメ...

泣き疲れて誰かに助けてほしくて

たろうにメール送った。

たろうはこの日子供と花火大会に

行っているから

連絡はしてはいけなかったのに

たろうの声が聞きたくなった。

~♪

メールを送ってすぐに

たろうは電話をくれた。

「ななどないしてん?

何があったんや?」

優しい声で問いかけてくれた。

「つぐに距離置こうって言われた。

ななどうしたらいいか分からへん」

これをたろうに言ったところで

何も変わらないのは分かってる。

「でもななはまだ好きなんやろ?

気持ちぶつけたらいいねん」

たろうは何時間も話を聞いてくれた。



たろう...

あの時たろうちゃんに救われたよ。

ありがとう。

でも私は弱かったんだ。

もう傷つきたくないから

つぐに気持ちをぶつける事が

出来なかった。



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