あなたじゃなきゃダメ...

「なな寝るん?」

まこは私に聞いた。

「寝はせえへんけど

ごろごろぐらいさせてや」

私は言った。

「なな寝すぎ」

まこは何も考えないで

言ったのだろうけど

私はすごく腹が立った。

「自分のゆうてる事分かってる?

ななは朝早く起きて仕事行って眠くても

まこが寝かしてくれへんから

いつも夜中まで頑張って起きてるねんで。

まこはいつでも寝れるからいいよな。

ななが仕事行く時も

起きてる時のほうが少ないやん。

ほとんど寝てて昼ぐらいに起きて

何してんか知らんけど

ななが帰って来ても寝てる時

あるねんで?

仕事疲れて帰って来て

まこが寝てたら気ぃ悪いの

分かってる?

そりゃそんなけ寝てるから

夜中寝られへんなるわ。

それにななは付き合ったってんねん。

もうしんどいわ。

ほんで仕事はどうなってんな?」

こんな日々もうたくさんだよ…
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