あなたじゃなきゃダメ...
たろうは前みたいに
私の中で果てた。
「なな…
ちゃんと濡れるやん」
腕枕をしてもらいながら
頷いた。
「でも何でなんやろな?」
私も不思議で仕方なかった。
「これからはまこちゃんと
ヤったらちゃんと濡れるんちゃう?」
たろうは何を思って
この言葉を口にしたのだろう…
「そろそろ帰ろっか」
私はたろうに言った。
そして脱ぎ捨てられた服を着て
家の前まで送ってもらって帰った。