あなたじゃなきゃダメ...

夜になってもまこから連絡がないので

実家で夜ご飯を食べることにし、

まこにはメールを送っておいた。

まこから返事がない代わりに

たろうから電話がかかってきた。

「どこおるん?」

たろうに聞かれたので

実家に居てる事を伝えた。

「まこちゃんは?」

絶対に聞かれると思った。

少し不機嫌に知らないと言った。

「帰らんねやったら

迎えに行くぞ」

私の機嫌は一瞬にして直った。

最近は家に帰らなくてもいいように

いつもお泊りセットを持ち歩いていた。

だからたろうの迎えを待った。
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