あなたじゃなきゃダメ...

「戻るんやったら今やで?」

たろうは私の服を脱がしながら

言った。

「たろうちゃんこそ

戻るんやったら今やで?」

私は聞き返した。

「俺は戻らへん。

ななを守るって決めたから」

またキスをしてくれた。

そして優しく…

抱き合った。

たろうの温もりが心地よかった。
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