あなたじゃなきゃダメ...
「水野さ~ん」
看護士さんに呼ばれベッドに寝転がった。
「今から点滴するんですけど
妊娠の可能性ないですか?」
とっさに、ないですと答えた。
点滴が落ちるのを見ながら
考えていた。
さっき、とっさにないですと言ったものの
妊娠しにくい体質だからなだけで
避妊はしていなかった。
だから可能性がゼロではなかった。
急に不安になった。
点滴が終わり、処方せんを貰い
会計を済ませた。
薬を貰いに行かずドラッグストアに向かった。