あなたじゃなきゃダメ...

着ていたジャージが血まみれだった。

パニックになって涙がこぼれた。

冷静になろう、冷静になろうと

自分に何度も言い聞かせた。

とりあえず着替えようと

思い立ち上がったら

ななの足をつたって、何かが落ちた。

冷たい何かが。

足元を見るのが怖かった。

まさか...

違うよね...
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