あなたじゃなきゃダメ...

マナーモードにしていた携帯が震えた。

「今日の事は気にするな。

俺はそんな事で離れたりしやんから

今まで通り俺のとこに来いよ」

たろうから来たメールに涙腺が緩む。

たろうは私の性格を知っている。

私が1人になったら、今日の事を思い出して

落ち込み、悩むと思ったのだろう。

たろうの優しさに胸が温かくなった。

と同時に急に睡魔に襲われた。

半分閉じかかったまぶたを

必死に開けて

「ありがとう。

こんなななやけど

これからもよろしく。

おやすみ」

返事をして眠りについた。
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