愛してる



「ここにある資料を並び替えるのが今日のあなたのノルマです

あっ!!

私はあなたが社長の奥様だろうと仕事に関しては容赦しないので……

それでは頑張って下さいね」



─バタンッ



村上さんは薄ら笑いを浮かべて部屋を出ていった



鬼だ…鬼!!!!



ファイルの数に圧倒されながら



まず近くにあるファイルを手にして年度を調べると




「昭和55年?」


30年以上前の資料じゃん



こんなこと絶対時間の無駄!!


こんなことさせられるなら秘書をやるだなんて言わなければ良かった……



すごい後悔




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