白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
最高の友達
みんなが泊まっているホテルはそれぞれそう遠くない場所だった。
みんなが集まりやすい場所で、ランチを食べることになった。
お店選びは要君任せ。
「要君らしい店だな」
1番に到着した私と先生。
まるで外国かと思うようなオシャレなカフェテラス。
屋外のテーブル席を予約しておいてくれた。
「美味しそうだね!」
私は隣のテーブルのカップルが食べているカルボナーラが気になって仕方がない。
「直の好きなカルボナーラだな」
「先生の好きなやきそばは、ここにはないね」
「俺もカルボナーラ好きだもん」
先生も隣のテーブルのカルボナーラをチラチラ見ていた。
昨日みんなにに会ったのに、久しぶりの再会のようなドキドキ感。
「お!!いい順番に来たな!」
先生は、遠くに見えたふたりを指差した。
タカと…… 美穂。
「大丈夫だな?直」
「うん!!」