白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~



遠くから他の観光客の声が聞こえて、先生は隠れるようにして私を抱きしめた。




「内緒だぞ?」



やんちゃな目をした先生。



「うん」





先生が好き。


何度言っても足りないくらい好き。


本当はここで大きな声で叫びたいくらい。





「先生、好き」


小さく呟く私。


「知ってる」





お決まりの返事をしてくれる。






「俺も好き」




小さく呟いて、ぎゅっと手を握り歩き出す。






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