白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
ラベンダー風呂
抱き合ったまま眠っていた。
太陽の光で目が覚めた。
モーニングの時間はとっくに過ぎていた。
だから、先生を起こさない。
私は、そっと先生の腕を持ち上げる。
ベッドから抜け出す。
床に落ちた入浴剤達。
ひとつだけ、ベッドの端に残っていたキューブ型の入浴剤。
私はそれを持って、浴室へ。
先生を起こさないように、静かに歩く。
浴槽に少しだけお湯を張り、そこに入浴剤を入れてみる。
シュワーっという音と共に、ラベンダーの香りが広がる。
浴室のドアをちょっとだけ開けて、ベッドへ戻る。
「ふふふ」
部屋全体に広がるいい香り。