白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~



寝返りを打った先生。


筋肉質な二の腕が布団から出た。




先生はどんな風にこの筋肉をつけたんだろう。


私には知らないことがまだたくさんある。





先生が生まれてから今までを、映画みたいに全部観てみたい。




先生はどうやって、今の“新垣和人”になったんだろう。






「んぁあ~?」


先生を見つめていた私の頭に先生の手が。



「な~に見てんだよぉ~」



二重の目が三重か四重になって、声も甘い。



寝起きの先生はたまらなく好き。





サイドテーブルに置いてあるペットボトルに手を伸ばし、水を一気飲み。



自分が裸だってことにようやく気づいた先生はタオルケットを私に投げる。




「直のエッチ~!見るなよ~」



「先生、おはよ」


「おはよ。寝坊したぁ。モーニング食べれないな」





トランクス姿の先生は、立ち上がって、カーテンを開けた。






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