白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~



泡立つコーヒーを熱い熱いと言いながら、飲んだ。



先生の唇についた泡。



「先生、そのままにしてて」



私は携帯でパシャ……




「かわいすぎる!先生!!」




「お前の頭の中、当ててやろうか?“泡になりたい”だろ?」





先生は何でもお見通し。






コーヒーの匂いで、ラベンダーの匂いが消えた。




「朝の風呂ってエロいよなぁ」



先生はそんなことを言いながら、お風呂場へ向かう。




「直のエッチ~!!俺と一緒に風呂入るつもりだったんだろ?」



先生は、浴室に広がるラベンダーの香りに気付く。





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