白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
砂浜★先生目線★
―先生目線―
夏真っ盛り。
入道雲が水平線で俺達を見つめていた。
かと思えば、真上の空には薄っぺらい雲が浮かんでいる。
「焼きそば、もう一皿食いたい」
あっという間になくなった俺の焼きそば。
「先生、食べるの早すぎ!」
直は、温かいうどんをゆっくりとすすっている。
「先生、これ食べる?」
直は、おはしにうどんを1本挟んで俺の口元へ運んだ。
「んめぇ」
こうして普通のカップルみたいに都会の海で海水浴デートをするなんてな。
不思議な気分だ。
波打ち際で波と遊んでいるたっくんと中田を見つめながら、俺と直はゆっくりとした時間を過ごしていた。
今日は、たっくんと中田、俺と直の4人で海へWデート。
「いつか、依子達とも来たいね」
「そうだな。もう少し子供が大きくなったら誘ってみような」