白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~




私は、行きたくないとか、気が重いなんて先生に言ってなかった。


それなのに……




「顔見ればわかる」



先生は、クリームシチューを唇にくっつけながら、にっこり笑う。




「会いたいんだけど…… 気が重いんだぁ」




「わかるよ。まだ時期が早いと思う。いろんなことがあった後だし、無理することない。一生続く友情なんだからぁ」






本当に、この人と結婚して良かったなって思う。




先生に出会えて良かった。



私は、先生がいないと、自分の弱さに負けてしまう。






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