白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~




「今すぐ直のパジャマ脱がしたいって気分だけど…… せっかくだから、アレ、やる?」



「あ!!そうだね!取ってくるから待っててね」




北海道で買ったアロマキャンドル。


なかなか使う機会がなくて、キッチンのカウンターに飾っていただけだった。





「エロいな、これ」





部屋中にラベンダーの香りが広がる。



真っ暗な部屋に、キャンドルの炎の影。






いつもより情熱的な目をした先生がじっと目を見つめてくる。




「直はまだ21歳かぁ~?これからいっぱい一緒にいられるな、俺達」



「うん。ずっとずっと一緒だよ」




ベッドの上に座ったまま、キスをした。





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