白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
「翼先生までラブラブになってるじゃん。完璧に俺だけひとりぼっち」
要君はそう言った後に、また先生の怪しい視線に気付き、走って逃げた。
「待てよ~!」
「勘弁してください!!」
追いかけ合う先生と要君。
それをうらやましそうに見ていた真崎君も、一緒になって走り出す。
「先生~!俺は、先生に一生着いていきます!!」
真崎君は、先生を追いかける。
クールなタカは、その様子をにこやかに微笑んで見ていた。
それから私達は、リスにえさをあげることができるリスの館へ行ったり、モルモット館へ行ったりした。
小動物に向ける先生の温かい眼差しが好き。
びっくりするモルモットに優しく話しかける姿にきゅんとした。
「びっくりしなくても大丈夫だよ~。ほら、おいで」
きっと、こんな風な感じなのかな。
もしも、私と先生に子供ができたら……
先生はこんな優しい瞳で、子供を見つめるのかな。