白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
「きっと男風呂でも同じ会話だよね。俺らの彼女、イイ女だよな~みたいな」
「そうそう!!で、新垣先生が“直が一番だけど”とか言ってそう!!」
「はははは。そうだね。絶対言ってる。それで、テルがスネてる!」
私はみんなの話を黙って聞きながら、心の中でニンマリしていた。
そうだね。
きっと先生は、恥ずかしがることなくみんなの前で私を褒めてくれる。
先生は惜しみなく愛をくれる人だから。
「いいなぁ、直。うらやましくなっちゃう」
「美穂だって、タカとラブラブなのに!!」
隣の男子風呂の壁を見つめながら、私達4人は友情を深めつつ、愛する人を想った。