白いジャージ5 ~先生とラベンダー畑~
カップル同士が集まると、それぞれのカップルがいつもよりもラブラブ度が増すような気がする。
真崎君とあゆみの密着具合はいつも見ているから慣れているけど……
「すごいよ、先生。あれ」
私の視線の先を、先生も見た。
「おぉ~!!」
翼先生は、テーブルに肘をつきながら、桃子の顔をのぞき込むように見つめていた。
片方の手で、桃子の手を握って……
桃子もお酒は弱いからすっかり真っ赤になっていて、甘えるような表情で翼先生を見つめていた。
すっかりふたりきりの世界。
みんなは私と先生がラブラブだって言うけど、私達はあんな大人なムードじゃない気がする。
「あのまま同じ部屋に泊まるんだよな」
「やばいよね。むふふ」
ニヤける私を見て、先生は、俺達もだろ?ってエッチな顔をした。