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「いや……別に。」

俺なりに相手を気遣ったつもりだ。

「ならいいけど。」


それからは、柏崎は話しかけてこなかった。



それにしても、三つの願い、どうしようか。
いざ、なんでもできるとなると、何をするか迷う。
今ここで、柏崎に、どこでもドアと、タイムマシンと、タケコプターでも置いて、消えてしまおうか。な〜んて。

自分が馬鹿馬鹿しくなった。
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