Sign

時計をみた。4時。
俺はゆっくり立ち上がった。

「じゃな。」

「おー。」


まだ授業は終わってない。
でも、もう帰る。
行くところがある。

教室の前を通る。
余所見していた生徒が、俺を見て、黒板に視線を戻す。
あいつ等から見れば、俺は『不良』なんだろーな。
まあ実際そうかもしんないけど。



俺は足早に学校から出た。
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