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よさげなムードの公園をさっさとぬけると、すぐそこに駅がある。
二葉は、電車に乗って帰る。
俺は、歩いて帰る。
「じゃあまたね、玲ちゃん。」
「おー。」
二葉はパタパタと駅に駆け込んでいった。
こんな風な帰り道が、ここ最近はずっと続いている。
公園で待ち合わせ。
駅まで一緒に歩いて、そこでバイバイ。
別に、これが苦な訳じゃない。
別に、二葉といるのはしんどくない。
それでも、俺は時折思ってた。
本当に二葉が好きなのか、って。