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まあ、そんな生活でも、俺は一向に構わないわけで。
どうせ、多分もう会うこともないだろうし。
ほかの家族はどうか知らないけれど、うちの家族は、確実に俺のことなんて、愛してやいない。
それは俺にも言えることだけど。

少なくとも、家族のために願い事を使う気はない。



俺はとりあえず、眠ることにした。
なんかもう、今日は疲れた。
明日さっさと願い事を使ってやるよ。
そして楽になってやる。


俺は瞼を閉じた。
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