片思い―大好きな君へ―
あたしたちはそのあと街をぶらぶら歩きながら買い物とかをした。
「ねえねえ!ゆきって彼氏いる?」
「え!?」
突然そんなことを言われてびっくりする…
「い…いる訳無いでしょー…!」
あたしは苦笑いしながら沙織に言う。
「そっかー…、じゃあ好きな人とかは!?」
「いませーん!」
沙織って恋ばな好きだなー…(普通なのかな…)
「へー…あたしね!彼氏……いるんだっ!」
「え! まぢ!?」
沙織は確かに可愛いから彼氏いるのかと思ってたけど…やっぱり驚いちゃう…。
「そーんなに驚いた?」
沙織はきょとんとした顔で言う。
「驚いちゃったー。」
「ゆきも早いとこ彼氏作りなよー!」
え?なんで…?
って思ったけどあえて言わなかった…
「ところで沙織の彼氏さんって誰ー?」
「んーとね…同じクラスだよー!」
「え!誰!?」
「ふふ…神山くん♪」
………え。