恋愛勝負 ~Love★Game~





「ほっんまにアホやなぁ」





呆れたように笑った。

黙ったままのあたしを置いて先輩は言葉を続ける。








「そない後悔するんやったら強がらんで言ったらええのに。誤解だ、って」



「……」






自分で原因作っておいて何言っているんだろ。

なんて冷静になりながら遠くを見つめた。






空は灰色だった。





< 295 / 346 >

この作品をシェア

pagetop