下心と、青春と
結局、私はエリートばかりが集う2-Aに行くことになってしまった。
座席を確認。
クラスメートの視線が痛い。
……てか、私の出席番号が2番とか。
遊馬だったから、大体1番だったんだけどなー。
私の前誰だよって思った矢先、私の前に誰かが座った。
……あ。
青野、くん、だ。
なんで気付かなかったんだー!!
私のバカ!みの虫!
遠くから眺めてるだけでいいと思ってた青野くんが今、目の前に……!
背中しか見えないけど!