冬恋物語-Winter love-



「なんか、平和じゃな」


杏兄の声が頭の上から聞こえる。


寒がりな私たちは、毎年こうして冬を過ごす。


私は杏兄と小梅の温もりを感じながら、


そっと


瞼を閉じた。













end
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