ツギハギの恋
ユリを自分の部屋に入れた後、飲み物を出す口実にこっそり玄関のドアを開けて覗いた。
ドアを開けた先、服がクシャクシャになって落ちていて、そこから犬の姿のひなたが顔を出した。
「ただいま〜ミリちゃん」
悪気のないひなたの様子にあたしは気が抜け、トーンダウンして口を開いた。
「あんた何してんの……何で急に出てくんの……」
「だってミリちゃんの足音したからー。友達連れて来るなんて知らなかったもん」
「だから電話したでしょ!何で出ないわけ!?」
「ミリちゃん電話出たら怒んでしょ?」
「あたしからの着信ならむしろ出ろよ!?」
「まーいいじゃん。ごまかしたんだし?家の中入っていい?」
反省の態度もなくひなたは家の中を覗き込んだ。
あたしは小さくため息をついて人間の姿のひなたが着ていた服を拾いあげた。
ドアを開けた先、服がクシャクシャになって落ちていて、そこから犬の姿のひなたが顔を出した。
「ただいま〜ミリちゃん」
悪気のないひなたの様子にあたしは気が抜け、トーンダウンして口を開いた。
「あんた何してんの……何で急に出てくんの……」
「だってミリちゃんの足音したからー。友達連れて来るなんて知らなかったもん」
「だから電話したでしょ!何で出ないわけ!?」
「ミリちゃん電話出たら怒んでしょ?」
「あたしからの着信ならむしろ出ろよ!?」
「まーいいじゃん。ごまかしたんだし?家の中入っていい?」
反省の態度もなくひなたは家の中を覗き込んだ。
あたしは小さくため息をついて人間の姿のひなたが着ていた服を拾いあげた。