ツギハギの恋
振り返り廊下に目を向けると心臓が跳びはねた。
クラスの女子数名がチラ見する先、ミルクティー色の頭をした一見チャラい男子生徒が教室の入り口前に立っていた。
「な〜かたさん、遊〜び〜ましょ〜」
気付いたあたしに首を傾げながらだるそうに手を振る。
チャラ!!
何じゃあいつ!?
フザケンのも大概にしろ!
あたしは慌てて廊下にいるひなたの元に向かった。
慌てすぎて机で足を打った。
地味に痛い……。
「ちょ、先輩何ですか……」
周りを意識してあたしは自然と小声になる。
ひなたはお構いなして話し始めた。
「昨日の夜、メールしてくれたでしょ?だからお返事しに来ました」
「は!?意味わかんねーし!メールで返せよ!?」
あ。
ヤバイ……。
素で突っ込んでハッとした。
「あの、夢前先輩……。教室の前じゃアレなんで場所移りません?」
ここじゃ視線が痛い。
クラスの女子数名がチラ見する先、ミルクティー色の頭をした一見チャラい男子生徒が教室の入り口前に立っていた。
「な〜かたさん、遊〜び〜ましょ〜」
気付いたあたしに首を傾げながらだるそうに手を振る。
チャラ!!
何じゃあいつ!?
フザケンのも大概にしろ!
あたしは慌てて廊下にいるひなたの元に向かった。
慌てすぎて机で足を打った。
地味に痛い……。
「ちょ、先輩何ですか……」
周りを意識してあたしは自然と小声になる。
ひなたはお構いなして話し始めた。
「昨日の夜、メールしてくれたでしょ?だからお返事しに来ました」
「は!?意味わかんねーし!メールで返せよ!?」
あ。
ヤバイ……。
素で突っ込んでハッとした。
「あの、夢前先輩……。教室の前じゃアレなんで場所移りません?」
ここじゃ視線が痛い。