ツギハギの恋
とある昼下がりの学校。


天気は晴れ。


誰もいない屋上で。

男子高生を押し倒す女子高生。

馬乗りになって本能のままキスを交わす。




「あー。いい眺め……」





なーんちて。


エロに走ると思いきや、そうは行かなかった。


いや、いけなかった。




『もう一口いいですか?』の後、ひなたは持っていたりんごジュースの紙パックをあたしに差し出した。


潔いくらいに。
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