ツギハギの恋
クラッキング
教室に戻ったあたしはため息ばかりついていた。
何だかモヤモヤして胸が苦しい。
恋患いとはよく言ったものだ。
でもため息ついても仕方ない。
しばらくしてレミが教室に帰ってきた。
「ミリー夢前いた?」
「……会わなかった」
あたしは嘘を口にして何も話さなかった。
話す気持ちになれなかった。
そんなあたしの気持ちとは裏腹にレミは話を続ける。
「夢前のこと諦めたら?記憶喪失とか嘘っぽいし」
「嘘じゃないから……」
「前に切られたんでしょ?携帯ないとか言って持ってたみたいだし。言いにくいけどあんた遊ばれたんじゃないの?」
「そんな奴じゃないから!つーか全然、言いにくそうじゃねーし!?」
「あー……ごめん」
レミは軽く謝るとあたしの前の席に座った。
レミはひなたのことを何も知らないから仕方ない。
でもひなたを悪く言われるのは自分を悪く言われるよりもムカつく。
「実際、夢前モテるみたいだから彼女なんていくらでも出来るんじゃない?」
「本当、嫌なこと言う女だな……」
レミの言葉が余計にあたしをモヤモヤさせた。
彼女なんかつくらせねーよ。
何だかモヤモヤして胸が苦しい。
恋患いとはよく言ったものだ。
でもため息ついても仕方ない。
しばらくしてレミが教室に帰ってきた。
「ミリー夢前いた?」
「……会わなかった」
あたしは嘘を口にして何も話さなかった。
話す気持ちになれなかった。
そんなあたしの気持ちとは裏腹にレミは話を続ける。
「夢前のこと諦めたら?記憶喪失とか嘘っぽいし」
「嘘じゃないから……」
「前に切られたんでしょ?携帯ないとか言って持ってたみたいだし。言いにくいけどあんた遊ばれたんじゃないの?」
「そんな奴じゃないから!つーか全然、言いにくそうじゃねーし!?」
「あー……ごめん」
レミは軽く謝るとあたしの前の席に座った。
レミはひなたのことを何も知らないから仕方ない。
でもひなたを悪く言われるのは自分を悪く言われるよりもムカつく。
「実際、夢前モテるみたいだから彼女なんていくらでも出来るんじゃない?」
「本当、嫌なこと言う女だな……」
レミの言葉が余計にあたしをモヤモヤさせた。
彼女なんかつくらせねーよ。