ツギハギの恋
翌日あたしはケータイのアラームで目を覚ました。

月曜日はいつも何となく朝から怠い。
それなのに今日はあっちゃんとユリとのことで余計に怠い。
学校に行きたくない。

ケータイを確認するとメールが3件来ていた。

差出人は全部あっちゃんから。

開くタイミングを完全にスルーしたお休みメール

おはようメール……

それと――


『ミリが何でシカトしてるのかちゃんと聞くから。学校に来て』



あたしは朝っぱらからため息を付いた。

もう面倒くさい。


あいつら許せんとか思ったけど、もう面倒くさい。


あっちゃんとは別れる。


ユリとは……


あー

考えるのも面倒くさい。
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