ツギハギの恋
第3章
犬も歩けば
二人っきり、
正確には一人と一匹……。
リビングに行き、とりあえずテレビをつけた。
あたしがソファーに座るとひなたも隣に来てくつろぎだす。
手を伸ばせば触れられる距離。
それが妙にドキドキする。
テレビのチャンネルをポチポチやってると恋愛ドラマの再放送か何かをやっていて偶然キスシーンが流れた。
なんつータイミングだよ!
慌ててチャンネルを変えると隣のひなたがテレビの画面を見ながら尋ねてきた。
「ねーミリちゃん、あれって人間の愛情表現?」
ってオイ、
それ聞いちゃう!?
「……あれって何よ」
あたしがはぐらかそうととぼけた直後、突然ひなたが覗き込みあたしの唇に何かがそっと触れた。
「……これ」
目の前にニヤリと笑うひなたの綺麗な顔。
コイツ今、ナニした?
あまりの出来事にあたしの思考は一時停止した。
そして吹っ飛んだ。
正確には一人と一匹……。
リビングに行き、とりあえずテレビをつけた。
あたしがソファーに座るとひなたも隣に来てくつろぎだす。
手を伸ばせば触れられる距離。
それが妙にドキドキする。
テレビのチャンネルをポチポチやってると恋愛ドラマの再放送か何かをやっていて偶然キスシーンが流れた。
なんつータイミングだよ!
慌ててチャンネルを変えると隣のひなたがテレビの画面を見ながら尋ねてきた。
「ねーミリちゃん、あれって人間の愛情表現?」
ってオイ、
それ聞いちゃう!?
「……あれって何よ」
あたしがはぐらかそうととぼけた直後、突然ひなたが覗き込みあたしの唇に何かがそっと触れた。
「……これ」
目の前にニヤリと笑うひなたの綺麗な顔。
コイツ今、ナニした?
あまりの出来事にあたしの思考は一時停止した。
そして吹っ飛んだ。