ツギハギの恋
男の家からの帰り道、見慣れない道を駅まで歩いた。

歩きながらあたしは段々とイライラしてきた。

あっちゃんとユリのこと含め昨日の事……。

携帯で時間を確認すると7時半過ぎ。
白々しくあっちゃんからメールが来ていた。


ウゼー

削除 削除 削除。

キモいからメールしてくんな。


本文を見ることなく削除するとあたしは余計にイライラして駅まで歩いた。

怠い……


ようやく駅につき切符を買いホームまでの階段を上がるとホームには人が溢れていた。

通勤ラッシュとかちあったらしい。
あたしはさらに力が抜けた。

マジいいって……もう……


やる気ない。
< 7 / 288 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop