ツギハギの恋

電車を数台乗り過ごし、しばらくして電車にふらりと乗った。
ラッシュが過ぎたのか席に座れた。



考えるのもめんどくせー……

どこか遠くに行きたい


あいつらもう勝手にすればいいって思えるようなどこか遠く……


そしてちゃんとあたしを好きな男の子と付き合うんだ。

昨日の男みたいなのじゃなくて……


てかあたしをちゃんと好きになってくれる男なんているのかよ？

あたし一生、誰からもまともに愛されないんじゃねーの。

うわウケル。

て

ウケねーよ。


寂しいな……

誰かに抱きしめて欲しいわマジで。


あたしは虚しくなってため息をついた。


誰でもいいなんて余計に虚しくなるだけ。
昨日の男でわかりきってる。

重ねあう度に孤独だから。