One-love


朝――出る時間まで相京の側に居て静かに笑いあってた。


「相京君……ゴメンね」

「ん…?俺こそゴメン」

謝らないでよ…――


泣いちゃうよ…――



「もう……時間だね…」


「あぁ……んじゃ…行こうか?」



「うん…」


笑顔で別れよう。

それが、あたしの役目だよね…?


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