ヤバいくらいに溺れてる
「『面倒くさいから、下着はつけてくんなよ』だっけ? 下心丸出しの男にあんたもよく足を開けるもんだよな。彼女のいる男に、どんな魅力があるんだか? 愛されてないってわかってる男に、抱かれて何がいいんだよ。意味がわからねえ」
ワンピースをハンガーから外すと、あたしはハンガーを陽向に向かって投げた
「な…何すんだよっ」
頬すれすれで、ハンガーをよけた陽向が怖い顔をして、立ち上がる
身長180センチはありそうな大きな体が、あたしを見下ろしてくる
さすがモデル業をやっているだけある
身長もあるし、手足の筋肉も程よい感じである
ちょっと力を入れるだけで、筋肉の筋が見えてそれだけでドキっとしてしまいそう
…て、あたしは別にドキってしないわよ!
こんなガキに、ときめいたりなんてしないんだから
普通の…一般的な女なら、たぶん陽向みたいな男に惚れるのよ
モデルで人気があるってことはそういうことよね
惚れるから、ファンが増えるわけで、ファンが増えるから仕事量も増える
「下心がわかってるから、付き合いやすいのよ! 男なんて浮気する動物でしょ? 本気になって、独占欲をむき出しになるような女になんてなりたくないのよ。それなら、二番目だろうが、三番目だろうが、ヤリたいときに会う楽な関係のほうがいいじゃない」
「ふうん」
陽向が、口の端を持ち上げると馬鹿にしたような笑みを浮かべた
「何よ。文句があるわけ?」
「べつにぃ」
「だから何なのよ。勿体ぶった言い方しないでくれる? そういうのって見てて、すんごい苛つくのよ」
あたしの言葉に、さらに馬鹿にしたような陽向の笑みが崩れる
「言いたいことがあるなら言いなさいよ」
「言っていいんだ」
「言えばいいでしょ。言わないで、ため込まれるよりいいのよ」
陽向が一歩二歩と近づいてきた
ワンピースをハンガーから外すと、あたしはハンガーを陽向に向かって投げた
「な…何すんだよっ」
頬すれすれで、ハンガーをよけた陽向が怖い顔をして、立ち上がる
身長180センチはありそうな大きな体が、あたしを見下ろしてくる
さすがモデル業をやっているだけある
身長もあるし、手足の筋肉も程よい感じである
ちょっと力を入れるだけで、筋肉の筋が見えてそれだけでドキっとしてしまいそう
…て、あたしは別にドキってしないわよ!
こんなガキに、ときめいたりなんてしないんだから
普通の…一般的な女なら、たぶん陽向みたいな男に惚れるのよ
モデルで人気があるってことはそういうことよね
惚れるから、ファンが増えるわけで、ファンが増えるから仕事量も増える
「下心がわかってるから、付き合いやすいのよ! 男なんて浮気する動物でしょ? 本気になって、独占欲をむき出しになるような女になんてなりたくないのよ。それなら、二番目だろうが、三番目だろうが、ヤリたいときに会う楽な関係のほうがいいじゃない」
「ふうん」
陽向が、口の端を持ち上げると馬鹿にしたような笑みを浮かべた
「何よ。文句があるわけ?」
「べつにぃ」
「だから何なのよ。勿体ぶった言い方しないでくれる? そういうのって見てて、すんごい苛つくのよ」
あたしの言葉に、さらに馬鹿にしたような陽向の笑みが崩れる
「言いたいことがあるなら言いなさいよ」
「言っていいんだ」
「言えばいいでしょ。言わないで、ため込まれるよりいいのよ」
陽向が一歩二歩と近づいてきた