ヤバいくらいに溺れてる
勢いのあるキスに、あたしは窒息しそうになる
陽向の胸を叩くが、すぐに手首をつかまれて上から押さえつけられた
「あんたの代わりはいねえんだよ。二度と俺に、マネの代わりを訴えるな」
男と見つめあうのがこれほど苦しいなんて、あたしは初めて知った
まっすぐに見つめられる視線が痛い
陽向の瞳の中に映る自分の顔が情けなくて、惨めな女に見えた
「聞いてんのかよっ!」
「聞いてるってば」
あたしは陽向から視線をそらして、天井を見つめた
「おい、わかってんのかよ」
「わかってるって言ってるでしょ!」
あたしは怒鳴ると、陽向の手を振りほどこうとした
「なら、もう今後一切、俺にアパートの物件を見せるな。いいな」
「あれは…桜嗣さんがあんたに渡してくれって言うから…」
「そういうときは受け取って、俺の目に触れる前に捨てろ」
「どうして?」
「俺が見たくないからだ。マネだろ。俺が嫌がる行為をするな。俺が喜ぶことをしろ」
「ナニ…それ。喜ぶことなんて…」
あたしの手首を握っている陽向の手に力が入った
痛みで、あたしの顔が歪んだ
「男が喜ぶ行為……知ってるんだろ?」
やっぱり…こいつも所詮、男だ
欲望が支配する身体なんだ
「シたければ、すれば。この身体でいいなら、どうぞ!」
陽向がニヤリっと笑うと、手を緩めて立ち上がった
あたしに背を向けると、乱れた制服を整え始める
あたしは起きあがると、陽向の背中を眺めた
「ちょ…しないの?」
「ああ、しないね。今のあんたに欲情しない。心から欲しいとは思わねえよ」
陽向の胸を叩くが、すぐに手首をつかまれて上から押さえつけられた
「あんたの代わりはいねえんだよ。二度と俺に、マネの代わりを訴えるな」
男と見つめあうのがこれほど苦しいなんて、あたしは初めて知った
まっすぐに見つめられる視線が痛い
陽向の瞳の中に映る自分の顔が情けなくて、惨めな女に見えた
「聞いてんのかよっ!」
「聞いてるってば」
あたしは陽向から視線をそらして、天井を見つめた
「おい、わかってんのかよ」
「わかってるって言ってるでしょ!」
あたしは怒鳴ると、陽向の手を振りほどこうとした
「なら、もう今後一切、俺にアパートの物件を見せるな。いいな」
「あれは…桜嗣さんがあんたに渡してくれって言うから…」
「そういうときは受け取って、俺の目に触れる前に捨てろ」
「どうして?」
「俺が見たくないからだ。マネだろ。俺が嫌がる行為をするな。俺が喜ぶことをしろ」
「ナニ…それ。喜ぶことなんて…」
あたしの手首を握っている陽向の手に力が入った
痛みで、あたしの顔が歪んだ
「男が喜ぶ行為……知ってるんだろ?」
やっぱり…こいつも所詮、男だ
欲望が支配する身体なんだ
「シたければ、すれば。この身体でいいなら、どうぞ!」
陽向がニヤリっと笑うと、手を緩めて立ち上がった
あたしに背を向けると、乱れた制服を整え始める
あたしは起きあがると、陽向の背中を眺めた
「ちょ…しないの?」
「ああ、しないね。今のあんたに欲情しない。心から欲しいとは思わねえよ」