琥珀色Buono!
「ねぇクーさん」
「んあ?」
「必ずあのイヤらしい騎士に勝ってよね。勝たなきゃ許さないから。」
まったく、言ってくれるねえ。んじゃまぁ行くと師走か。
『200m走出場者は準備を始めリーヨ。』
あのムカつく湖の騎士をとっことこにしなきゃ腹の虫がおさまんねぇよなぁ。



pam!
おおっ!速ぇじゃねえか!!この俺様と互角に走ってやがんぜ。


GOAL!
『おおっ!これは、まさかの同着だぁぁ!』
「フッ。やるじゃないかクー・フーリン。貴様との決着はつぎに持越しってうわっ!」
「持ち越しだぁ!?ナメんじゃねぇぞこのクソ騎士がぁ。こーなりゃ真剣勝負でカタつけようや。」
「おい待て。今はまだ・・・。」
今はまだだぁ!?ザケてやがるぜこのクソ騎士が。
「諏訪部順一声のクセしてチロチロ逃げんじゃねぇ!」
戦いに状況だのんなもん関係あるかってんだ。ったくよお!
ガキイッ
「イイカゲンやめろってのがわからんかっ!この神奈延年声がっ。」
どうもヤル気にゃあなったかよ。上等だぜっての!
刃こぼれしねぇ折れねぇクソ騎士のアロンダイトを俺様のゲイ・ボルクが折るってのもそそるしよぉ!
「るせぇぇ!心臓に風穴空けてやらぁぁぁ!!」
殺(と)った!
ゴスッ
グァッ
「何してやがんだこのクソガキ共が。オメーらがやり合ってるせいでみんな困ってんだろうが!アーサー!オメーンとこのガキだろ!このハナタレは。」
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