屋上Lovers



クリームソースの玉ねぎは丁寧に抜かれていて、そこら辺がやっぱり涼さんだと思った。



「涼さん、男の人ってさメール返信しないもん?」



「いや、人にもよるだろ。なんだ柚、好きな男でもできたか?」



「わかんない……。好きっていうか付き合ってるんだけど」



「なに?何処のどいつだ?オレが見定めてやる!今度連れてこい」


涼さん……お父さんみたいだよ。


「別に真剣に付き合ってるワケじゃないからそんなに心配しないで!」



「なんだと!?真剣じゃない!?そんな適当な男なのか!?柚危ないぞ!」



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