屋上Lovers



「あの頃は毎日が充実してて、あっという間に月日が流れ、オレは卒業することになった。


最初はいい子ちゃんだったアイツもその頃には、サボり癖がついちまってな。
大分屋上に依存してたんだ。


だから当然の如くオレはアイツに鍵を渡そうと思ってたんだがな、なんせ屋上の鍵だ。

欲しがる仲間が多くてな、仕方なくあのルールを作ったんだ。

仲間の手前、断りずらかったしな」




そういう事ならあの滅茶苦茶なルールも納得できる。



涼さんの話を聞いた私はあのルールに妙に納得してしまった。




< 120 / 187 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop