屋上Lovers
涼さんに図星を付かれて私は何も言えなかった。
「悪かった。ちょっと言い過ぎたな……。これでも食って、元気だせ」
涼さんは私が黙っている原因が傷ついたからだと思って、私が大好きなバナナパフェを出してくれた。
涼さんが心配して、背中を押してくれたんだ。
私も薄々気付いてた。
でも心の何処かで違う、そんなとこ無い!!って言い張っていた。
そろそろ蓋を開けてもいいんじゃない?
────私はそっと、ゆっくり、心の蓋を開けた────