屋上Lovers
☆帰り道
『おぃ、早くしろ!足下、気を付けろ』
ガコッ!!ドタッ!!
「痛ァ!!」
『だから気を付けろって言っただろ!?こんなにゴミ撒き散らして、俺をゴミまみれにして楽しいかッ?』
──数分前──
チュッ
「何すんのよ!」
と言いながら唇を擦る私に、
『彼女なんだからそんな反応すんなよ……。じゃあ、これやってから帰るからちょっと待ってて』
キスのことは適当に流されて、流れ的に一緒に帰る事になった。
でも、管理人の成田にはいろいろと仕事があるらしく、私は階段で待たされていた。