・・・桜のさいたら・・・

「お兄ちゃん、どうして夜に来たの?」


「そっちこそだろうが」





答えは、聞き出せなかったが、美優はわくわくしていた。




男の子がなにしに小学校に来たのか




気になる。




美優より年上。




年上と言えど、美優と同じ




子どもにあることに変わりない。




ただのいたずらん坊か?




「なんだよ?
 お前もついてくる気か?
 てか、おにいとか言うな。
 きもちわりぃ」




後ろについて歩く


美優に、男の子は
嫌そうに言ってきた。




これっぽっちも、
気にしない美優は
無邪気に答える。




「じゃあ、お名前教えて?」



「やだね。後で、ばらされたくないもん」


「ばらす?」



「誰かに、ちくるってこと」



「ちくる?」



「話す!!」






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