・・・桜のさいたら・・・

「どこいくの?
 ねぇねぇ!
 さっき門、どうやってあけたの?」




また


元気が出てきた


美優は、明るく質問した。




「し。
 静かにしろ。
 ばれたら、俺も。お前だって・・・・・・。
 おこられたくないだろ?」




男の子は、やけに
慎重になりはじめた。




「おまえじゃないよ? みゆだよ」




「はいはい。みゆみゆ」




「みゆ!」





二人はそのまま。





学校の裏にある



非常階段のところまでやってきていた。






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