・・・桜のさいたら・・・
四階分をあがりおえた。




だが、それ以上




進めそうにない。




この先は屋上のようだ。




まだ小さい美優でも入ることができない
鉄格子でしっかり
閉まっている。





「鍵、しまってるよ?」





美優の目の高さに、南京錠の鍵もあった。





「魔法――。みせてやるよ」





男の子は、自信たっぷりに笑って言った。






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