・・・桜のさいたら・・・
いつもお下げ髪




三つ編みの女の子。



美優、五才。




もうすぐ六才になる。




なんでも、真っ先にやりたがる




好奇心はその目にでていた。




大きなくりくりとした目




見つめられた大人たちは、決まってこう言う。




『みゆちゃんは、将来、アイドルになれるね』




その言葉の意味を全て
理解したわけではないが、ほめられたことはわかる。




美優は、満面の笑みを返し




さらに、かわいがられた。






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