婚約指輪を君に~恋した相手は17歳の王子様!?
「そ、それは・・」
そうかもしれないけど・・
でもあたしは今から家に帰って
準備をしなくちゃいけないのに・・
「俺のお世話係ちゃんとしないと親父にクビにされちゃうよ?」
ニヤリと
何か悪い事を思いついたような悪魔の笑顔。
「そ、それは・・」
困るような、嬉しいような・・
でも今は再就職先も決めてないし
まだ辞めるわけにはいかない!!
「わ、分かったわよ!行けばいいんでしょ、行けば!!」
もうこうなったらヤケクソなんだから!!
「分かってんじゃん」
ほら行こう、あたしの腕を強引に引っ張って
車に向かって走り出した。
「そういえば、さっきの子、本当に大丈夫なの?」