婚約指輪を君に~恋した相手は17歳の王子様!?


「だって顔が乙女になってるよ~」

ふふっと笑いながらまたグラスに口をつける。


「お、乙女になってません!!それに」

まだ響汰の事もあるし・・


「あ~響汰くんの事どうすんの?」

う、あたしが考えてた事を
ずばっと言っちゃうんだから。


「どうすんのって言われても」

「まぁ~お人よしのあんたに結婚断るのも無理そうだけどね」

「え?」

由紀の意外な言葉に驚いてしまう。

「だって好きなんでしょ?息子の事」

「ち、ちがあたしは!」

「さっき乙女モード全開だったくせによく言う!」


乙女モード全開って・・

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